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野村誠

NOMURA Makoto

ピアノのための9つの小品
「アーツ前橋」1 春の玉川上水

2013年 楽譜、音
1分34秒 作家蔵

作曲:野村誠
原案:野村誠+ワークショップ参加者
ピアノ演奏:岡野勇仁
録音協力:田辺玄

春の玉川上水 楽譜
春の玉川上水 1:34
倉田角次 《春の玉川上水》

この作品は会場で全4点の展示と音声が聴けます。
ほか、展示作品:
《ピアノのための9つの小品「アーツ前橋」4 二人》 2013 年
《ピアノのための9つの小品「アーツ前橋」5 晩夏静寂》 2013 年
《ピアノのための9つの小品「アーツ前橋」9 タンプル区の老婆》2013 年

作家略歴

1968年愛知県生まれ、京都府在住

作曲家、ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者。小学校2年生から自発的に作曲を始める。1990年、即興演奏をベースに共同作曲するバンドpou-fouを結成。1992年、京都大学理学部卒業。1994年ブリティッシュカウンシルの助成金を得て、渡英。2005年、「横浜トリエンナーレ2005 アートサーカス [日常からの跳躍] 」に参加。2006年、NHK教育テレビの音楽番組「あいのて」を監修。美術家、ダンサーとの共演も多い。1996年、JCC ART AWARDの現代音楽部門最優秀賞受賞。2003年、第一回アサヒビール芸術賞受賞。著書に『音楽の未来を作曲する』(2015年、晶文社)、『老人ホームに音楽がひびく』(2006年、晶文社)、CDに『しょうぎ交響曲の誕生』(2005年山口情報芸術センター)、『ノムラノピアノ』(2013年、とんつーレコード)などがある。日本相撲聞芸術作曲家協議会理事、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。

作品解説

静物画の作品が軽快なリズムを刻んだら。あるいは、光溢れる風景の絵から風のようなメロディが流れ出たら。2013年に野村誠がおこなったのは参加者が持ち寄った好きな楽器で収蔵作品を見ながら音を出す、まるで絵画を楽譜のように見立てるワークショップだった。楽器の音色もまちまちで、作品の線や色や絵具の厚みなど、参加者が見ている箇所もさまざま。そのときの音を記譜し、そのあとピアノで演奏した音を作品と一緒に聴けるようになった。 だから、それぞれの音は作品を見ていた人たちの鑑賞行為の共同作業から生まれている。そのときと同じ絵を見ながら、そこに鑑賞者自身が聴こえる音を重ねてみることもできる。聴く行為が持つ共同性の根っこのような部分がここにあるような気がする。

展示写真

野村誠 展示写真

撮影:木暮伸也

右:
野村誠《ピアノのための9つの小品「アーツ前橋 5 晩夏静寂》、2013年 楽譜、音(1分23秒)
福田貂太郎《晩夏静寂》1961年 カンヴァスに油彩、91.1×73.3cm

左:
野村誠《ピアノのための9つの小品「アーツ前橋 9 タンブル区の老婆》、2013年 楽譜、音(35秒)
近藤嘉男《タンブル区の老婆》1965年 カンヴァスに油彩、52.7×45.5cm

野村誠 アーティスト写真

野村誠
1968年愛知県生まれ、京都府在住

作曲家、ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者。小学校2年生から自発的に作曲を始める。1990年、即興演奏をベースに共同作曲するバンドpou-fouを結成。1992年、京都大学理学部卒業。1994年ブリティッシュカウンシルの助成金を得て、渡英。2005年、「横浜トリエンナーレ2005 アートサーカス [日常からの跳躍] 」に参加。2006年、NHK教育テレビの音楽番組「あいのて」を監修。美術家、ダンサーとの共演も多い。1996年、JCC ART AWARDの現代音楽部門最優秀賞受賞。2003年、第一回アサヒビール芸術賞受賞。著書に『音楽の未来を作曲する』(2015年、晶文社)、『老人ホームに音楽がひびく』(2006年、晶文社)、CDに『しょうぎ交響曲の誕生』(2005年山口情報芸術センター)、『ノムラノピアノ』(2013年、とんつーレコード)などがある。日本相撲聞芸術作曲家協議会理事、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。

音声が流れる作品があります。
ヘッドホンやイヤホンをご用意していただくと、
よりお楽しみ頂けます。